植え継ぎをしながら

4月、5月と息つく暇もなくもう6月。

田植えも終盤になりました。

今年は、多品種に挑戦。どれが一番土地にあってるか?

味は?作りやすさは?試行錯誤ではじまりましたが、さてどうなるやら。

 

植え継ぎ(手植えで補植の事)は、早朝にしています。

今朝も寒かったです。山口県下の

朝の最低気温に下関市豊田町…と、持ってきたラジオが言っています。

こんな西の端にありながら、寒暖の差が激しいのがこの地域の特徴です。

 

ピーンと張り付いた水面に足を踏み入れると、

赤いミミズ達がいっせいに頭を隠します。

ゆっくり眠っていたのでしょうが、その慌て方が可愛くて

しばらく見とれています。

 

その反対にオタマジャクシは、悠々とした動きで

人間の足を迎え入れます。きっと、水は冷たくても、

丁寧に、代掻きされた泥が、柔らかい布団のようになって、

その動きにまとわりつくからでしょう。

 

両手ですくい上げるとその他にも沢山の生き物が、

この布団で暮らしているのがわかります。

まだまだ目に見えないプランクトンを数に入れれば、

こんな小さな田んぼが、沢山の生き物が集う一つの

大きな水族館にみえます。大切にしたいですね。

 

植えた稚苗が、持てる力をいかんなく発揮できるよう、

その土壌はととのいました。

自然と共存し続ける農業、今年も目指します。

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